【結論】短期国債に魅力あり、長期国債はまだ下がる
<Ray Dalioの未来予想>米国債の金利はまだ上がる
長期債金利は
5 〜 5.5%
まで上がる。
それに比例して
株も債券も下落する。
【行動指針】短期債金利上昇時には買い増し、長期債は5%から買い
⚠️現金(current)は紙幣通貨だけではない!!⚠️
レイ=ダリオの言う現金とは
「一夜債〜2年債」
を表します。
その理由は
「元本を失うリスクがほぼない」
とRayが考えているからです。
したがって、
さらに金利が上がった際には
さらなる買い増しを想定しています。
長期債購入には計算が必要:まだ十分に安くはない
レイ=ダリオの言う長期債とは
「10年債より長期」
を表します。
こちらの購入には
条件を満たす必要がある
とRayは考えています。
その条件とは
①金利が上昇を続け、かつ、
無リスク金利が
インフレ率を1%以上上回る。
②実質金利が
経済成長率を上回る。
この条件に照らし合わせると、
Rayが
長期債の購入を考慮する水準は
5〜5.5%
になります。
【分析】なぜ今、長期債は魅力がうすいのか??:保有者の不安心理
Rayは
「アメリカ政府の赤字が大きすぎるために
長期債の供給はふくれあがってるが、
その需要は少ない」
と分析します。
なぜなら、
①海外投資家が
最近の金利上昇で損失を出している。
②アメリカへの
政治的、社会的、経済的な不安
③『経済制裁』により
米国債を現金化できないという懸念
が存在するからです。
したがって、Rayは
米国長期債が魅力的にうつるためには
5〜5.5%
の金利が必要と主張します。
さらにその際には
株及び債券の下落
を予想しています。
レイ=ダリオの4つの国債チェックポイント
1.インフレ予想金利 vs 実質金利の水準
2.Fed(中央銀行)の金融政策
3.短期債 vs 他の投資 の見込みリターン
4.短期債 vs 長期債 の需要と供給
参照他
※金利を根拠にした長期国債購入は
厳密にはRayの分析とは異なるものです。
ただし、
「この分析方法でも役に立つだろう」
と表現されています※